【アナスタシア第7巻感想】『生命のエネルギー』｜人間の中に眠る“創造の力”が今、目覚める

「エネルギーはどこから来て、どこへ向かっているのか？」

日々の暮らしや人間関係、地球環境、そして私たちの魂に深く関わる“見えないけれど確かに存在するもの”——それが本書『生命のエネルギー（アナスタシアシリーズ第7巻）』の中心テーマです。

本書では、ロシアの森に生きる叡智の女性アナスタシアが、「生命の本質」や「人間の内に宿る創造的なエネルギー」について、驚くほど明晰で、かつ優しい言葉で語りかけてくれます。

アナスタシアは語ります。

「生命のエネルギーは、外の世界から取り入れるものではなく、あなた自身の中から湧き出るもの」

この言葉にハッとさせられた方も多いのではないでしょうか。
私たちは日々、エネルギーを食事や睡眠から得ていると思いがちですが、本書を読み進めるうちに、「意識」「思考」「感情」こそが、エネルギーの発生源であることに気づかされます。

ポジティブな思い・純粋な想念・自然との調和の中で生きることが、生命エネルギーを増幅させ、肉体的・精神的な健康をもたらす。
これは、現代科学でも徐々に解明され始めている「波動」「量子意識」の世界とも深くつながっています。

シリーズを通して語られるメッセージの一つが、「人間は創造者である」ということ。
第7巻では、それがより具体的に、「エネルギーを使って現実を創る存在」として描かれます。

日々、どんな言葉を発し、どんな感情を抱き、どんな想像をするか。
その一つひとつが、目に見えない形で現実を創造している——そんな視点は、目の前の出来事をまったく違う角度から捉えさせてくれます。

これは単なる精神論ではありません。
アナスタシアの語る「生命のエネルギー」は、宇宙や地球、植物や動物、そして人間という存在すべてをつなぐ“根源の力”として描かれます。

現代人の多くは、仕事や人間関係、情報過多によってエネルギーを“消耗”しています。
けれども本書は、「エネルギーは消えるものではなく、本来は自然に循環するもの」だと教えてくれます。

具体的には、

といった日常のシンプルな行為が、生命エネルギーを回復し、魂の輝きを取り戻す“鍵”になるのです。

読んでいるだけで、自分の中の何かがスーッと整っていくような感覚になるのは、この本の持つ波動そのものが「癒し」だからかもしれません。

この巻では、エネルギーの話が「宇宙意識」にまで広がっていきます。

私たちの思考や感情が、地球全体の波動に影響を与えている——
そんな視点に触れると、自分という存在の小ささと同時に、「自分にも世界を変える力がある」という壮大な可能性を感じずにはいられません。

アナスタシアは一貫して、「一人ひとりの意識の目覚めが、地球と人類の未来を左右する」と伝えています。
それは決してスピリチュアルな理想論ではなく、目覚めつつある新しい時代の生き方そのものです。

『生命のエネルギー』は、読むことで「癒される」だけでなく、「活力が満ちる」不思議な本です。

疲れやストレスを感じている方、エネルギーが枯渇しているように感じる方、日々の生活に光を見出したい方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

この本を読み終わったとき、あなたは気づくかもしれません。

本当に大切なことは、いつも内側にあるということ。
そして、あなたの中にすでに「すべての答え」があるということに。

『生命のエネルギー』は、そんな自分自身との深いつながりを取り戻すための、優しく力強いガイドです。