『神の探求2』を読んで:愛というテーマに、あらためて向き合う旅

スピリチュアル/宙の法則/愛と平和

「愛とは何か?」
あまりに身近で、そして深遠なこの問いに、あなたはどう答えますか?

愛は感じるもの。与えるもの。信じるもの。
でも、家族、恋人、友情、人類愛――その形はさまざまで、時には悩みや葛藤の原因にもなります。
私自身、「愛って結局なんだろう…」と考えてしまうことが多くありました。

そんなとき出会ったのが、エドガー・ケイシーの教えをもとにした**『神の探求2』
この本では、
「愛」こそが人間の本質であり、神とつながる鍵である**という壮大なテーマが、やさしい語り口で説かれています。


愛は感情ではなく、“魂の力”

『神の探求2』は、「神の探求」シリーズの第2巻。
1巻では神の存在と私たちの魂のルーツが語られていましたが、この巻ではいよいよ核心とも言えるテーマ、**「愛」**にフォーカスが当てられます。

多くの人が「愛とは感情」だと考えています。
しかし、ケイシーのリーディングでは、愛は「魂がもともと持っているエネルギー」だと語られています。
つまり、**愛は誰かに向けるものではなく、もともと私たちの“中にあるもの”**なのです。

この考え方にはハッとさせられました。
なぜなら、誰かからの愛が足りない、もっと愛されたい…と外にばかり求めていた自分に気づいたからです。
でも本当は、自分の中にある愛に気づき、育てていくことこそが大切なのだと、この本はやさしく教えてくれました。


愛の実践は“毎日の暮らし”の中にある

スピリチュアルな本というと、難しい話や抽象的な内容を想像する人もいるかもしれません。
でも『神の探求2』は違います。
ケイシーの言葉を、光田秀さんがとても丁寧に、日常生活でどう実践できるかという視点で解説してくれています。

たとえば、こんな言葉が印象的でした。

「愛とは、自分の時間を惜しみなく与えること」
「小さなことに心を込めることで、神とつながることができる」

これを読んだとき、特別なことをしなくてもいいんだ、と思えました。
家族にやさしい言葉をかけること、イライラしたときに深呼吸して相手を理解しようとすること、誰かの話を最後まで聞くこと――
そんな日々の小さな選択の中に、“愛の実践”はすでにあるのだと感じました。


愛は「自己犠牲」ではない

もうひとつ、心に残ったのは「愛は自己犠牲ではない」という点です。

私たちはよく、「人のために自分を我慢するのが愛」と思い込んでしまいがちです。
でもケイシーの教えでは、自分を大切にすること=神の愛を尊ぶことでもあると説かれています。

つまり、自分自身の心・身体・魂をしっかりケアすることも、立派な愛の形なんです。
この考え方に触れてから、「もっと自分を許していい」「ちゃんと自分をいたわっていいんだ」と思えるようになり、心がとても軽くなりました。


「愛は力である」という気づき

ケイシーは、「愛は力である」と語ります。
それは、誰かを支配する力ではなく、人生を導いていく“魂の原動力”としての力です。

失敗しても、うまくいかなくても、自分の中に愛という力がある限り、人はまた立ち上がれる。
愛があるところには、必ず成長と癒しがある――
そのことを思い出させてくれる本でした。


こんな方におすすめ

  • 「愛されたい」「愛するって難しい」と感じている方

  • 人間関係に疲れたり、傷ついた経験のある方

  • スピリチュアルな愛について深く学びたい方

  • エドガー・ケイシーの思想に初めて触れる方

特別な知識はいりません。
この本は、**読む人の心にやさしく語りかけてくれる“対話のような一冊”**です。


最後に

『神の探求2』は、「愛」というシンプルで深いテーマに向き合う時間を与えてくれました。
読み終えたあと、「誰かを愛するには、まず自分の中にある愛に気づくこと」――そんな静かな真理が心に残りました。

スピリチュアルな視点から愛を見つめなおしたい方に、心からおすすめしたい本です。
特に、日々の生活の中にスピリチュアルな光を取り入れたいと感じている方には、大きなヒントとやすらぎをくれるはずです。

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